止水工事

建物内で水漏れが発生している場合は、原因箇所を特定した後止水工事を行います。
止水工事は建築工事後に水漏れが発生してから行われる「対処」であるため、原因の調査や工事に高度な技術や豊富な経験が必要。
様々な工法があるため、原因箇所の状態をしっかり見極めたうえで施工します。

止水工事の際の工法

● TAPグラウト工法

TAPグラウト工法は、従来の問題点を解消できる、新しい止水工法。
従来では、鉄筋コンクリート構造物内部に水が浸入すると、やがて漏水し、構造物内部の鉄筋の腐蝕等コンクリート構造物の劣化を招く原因となります。
特に地下の構造物においては、漏水はコンクリート構造物の劣化の大きな原因つながるもの。
TAPグラウト工法は、コンクリート構造物のつなぎ目やひび割れで起こった漏水箇所にドリルで穴を開けて、隙間に特殊なプラグと専用の注入機を使って、高圧力で止水いたします。
漏水経路の水を注入液と入れ替えて確実に水を追い出すことができる他、二次漏水を防止したり短工期で安定した止水効果を継続的に得ることが可能です。

TAPグラウト工法の特徴
□ 漏水経路の水を注入液と入れ替えることで、水を確実に追い出すことができる
□ 二次漏水を防ぐ
□ 短工期
□ 継続かつ安定した止水効果

● OHA注入工事
親水性のポリウレタン樹脂系の薬液を注入する工事。
OHAを注入すると液剤が水と反応し、膨張してゴム状に変化します。
その変化により水の通り道がふさがれ、漏水が止まります。

OHAの特徴
□ 水と直接反応し固結するため、止水性能が格段に優れている
□ 高分子ポリマーのため、地下地盤への浸透力を発揮
□ 親水性タイプは、少ない薬剤で多量の水を止めることが可能
□ 薬液粘度が低く、低圧浸透注入が可能かつ冬場の作業性が容易
□ 短工期
□ テナントビル内であっても他店の営業の妨げにならない

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